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6月15日、午後1時30分よりMOVIX倉敷シアター7にて「佐賀のがばいばあちゃん」。 80年代MANZAIブームの一翼を担ったB&Bの島田洋七が自らの少年時代を綴った同名小説を映画化。三宅裕司扮する中年にさしかかった主人公が思い出の中にまぎれこんでくる趣向はあるが、全体的な印象はコレデモカとばかりのストレートさで原作のイメージそのまま。いつも、馬蹄形の磁石を引きずりながら道端の鉄くずを集めるばあちゃんの姿。上流の市場から流れてくる売り物にならない野菜を拾う様子・・・etc。よくぞここまで、を通り越して愚直と呼ぶに相応しい。しかし、そのひねりのない描写の中で原作そのままのセリフの数々が、吉行和子ら役者の口を介することによって、活字段階ではノスタルジーやポジティブシンキングなばあちゃんのキャラクターによってスミにおいやられていた、微妙なニュアンスがうきあがってくる。子供心に感じる大人のずるさ、セコさ。と、いって語弊があればホンネとタテマエの世界とでもいうか?それをつきつめたトコロに見えてくるのは日々を暮らすことのタイヘンさ。怪我の功名ともいえるが、それがあるだけ昨秋の「3丁目の夕陽」などよりはるかにマシかと感じた。 ▲ 短い出番ながら異彩を放つは、緒方拳演ずる角がかけたりして型崩れしたトウフを半額の5円で売ってくれる豆腐屋さん。イイ人なのだけど、ソコは今村昌平や野村芳太郎ら名匠たちのメガホンの下で1564を1616演じてきた緒方拳。好好爺な表情の下に隠されたヒストリー・オブ・バイオレンスなオーラを感じずにはいられない・・・?ホント、トーフの角でもヒトを殴り殺せそうな「復讐するは我にあり」’79の榎津巌みたいな役をまた演ってホシイな~。
by oka-cpc
| 2006-06-16 05:54
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