カテゴリ
以前の記事
2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 01月 2014年 01月 2013年 02月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2010年 01月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 お気に入りブログ
メモ帳
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
第一次大戦中、徳島県坂東町の俘虜収容所を舞台に、敵と味方を超えた文化の交流に基づく実話を映画化。なんとも、凡庸な印象が強く、2時間強が長かった。外の世界を取り巻く状況の描写が控えめすぎて、収容所内の牧歌的なムードが「プリズナーNO.6」の“村”のようにさえ見えてくる。またわざわざ楽園を“ガクエン”と読ませるこだわりがあるなら音楽を通じた交流がパン焼きや新聞の発行などといったものとは一線を画すものであるべきだろう。 MBSラジオのレギュラー番組で喧伝していたワリには同町の出身でもある坂東英二の出番が少なかったが彼が扮した怒声と拳固で捕虜に接する久留米の収容所長との確執なんかを描きこめばもうちっとはシマりが出てきたのではなかろうか?松平健は「石井のお父さんありがとう」でやった岡山孤児院の創始者石井十次のイメージがずっとダブっていたが、こちらのほうが周囲の(孤児たちの中にさえも存在する)無理解との戦いが多少なりとも描けていた分ポイントが高かったように思える。 冒頭、戦場となった青島(チンタオ)といえば円谷英二が特技監督を務めた「青島要塞爆撃命令」‘63がまず思い浮かぶ。邦画の戦争モノには珍しく、全篇が陽性なムードでおおわれた名編だった。本「バルトの~」にもそのムードの片鱗を受けつでいるといえるのだが、それもこれも勝ち戦におわった第一次大戦という歴史的な事実と勝者としての余裕あってのことだったか?との想いを打ち消させるモノがなかったのがザンネン。
by oka-cpc
| 2006-06-29 00:57
|
ファン申請 |
||