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2月27日ひる12時45分よりシネマクレール丸の内1にて「クリムト」。 クリムトの感情の昂ぶりに呼応するかのように砕け散るグラスや鏡。ジョン・マルコヴィッチ演ずる19世紀末のウィーンに生きた耽美と官能の画家は果してオスカル・マツェラートの成長した姿なのか(チョット時代が合わないって?)。 クリムトといえば高3の春、今は亡き岡山セントラル劇場で「郵便配達は2度ベルを鳴らす」‘81と2本立てで観た、ニコラス・ローグ監督の「ジェラシー」‘79を思い出す。 サイモン&ガーファンクルのアート・ガーファンクル扮する刑事が主人公のラブ&サスペンス映画という予備知識を頼りに観始めたら、時系列がてんでバラバラにされてるのに面食らい、次回上映時に観返したがイマいち全容を把握し切れなかった記憶があるが、場面展開の要所要所に現れるのがクリムトと本作にも重要な役どころで登場する同時代の画家エゴン・シーレの画だった。 何人もの替え玉を擁して自分に恋するものを翻弄する“ユメの女”レア(サフラン・バロウズ)を追い求めるクリムトが迷い込む迷宮のような物語の構造は件の「ジェラシー」にも通じるものがあるようにも思える。 なかでもとりわけ印象深いのはクリムトとレアの出会いの件り。余興に上映された映画の中で初対面であるハズのレアの手にキスをしカンバスに向かう自分自身の姿におどろくクリムト。その直後に替え玉を使った初歩的な映像トリックの種明かしを披露するのがかのジョルジュ・メリエス(ギュンター・ジリアン)なのがニクい。
by oka-cpc
| 2007-02-28 22:46
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