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3月9日ひる12時50分よりTOHOシネマズ岡南5番シアターにて「さくらん」。 庵野秀明カントクの奥方、安野モヨコが“週刊イブニング”に連載したコミックをフォトグラファー蜷川実花の監督で映画化。 映画的日々的には昨年11月に観た阿木耀子カントク「TANKA 短歌」以来の異業種カントク映画になる(「ボビー」のエミリオ・エステベスは?というコエにはあえて目をつぶる)。 いやァ、映画ってそんなにタノシイデスカ?気持ちいいぐらいの異業種カントク振りだね~。 日ごろの写真の腕にあかせて原作コミックの猥雑さと絢爛さが入り混じった世界をカメラにおさめたのはイイ。が、案の定それがまたコレデモカという具合に一枚絵になってしまってるのだ。ムカシの映画人は映画のことをシャシンといってたけどそれには《ウゴく》という枕詞がついてたんだよ。 で、もって夏木マリ、石橋連司以下錚々たる演技陣にヤらせてるのは時代劇コント以下のしろもの。これじゃまるで“監督処女作ゲバゲバ一座のチョンマゲ90分”だ! 全篇にハンランする、“赤”を基調にした色彩設計もあまりの紋切り型でアゼンとさせられる。“吉原”という舞台設定上のこととはいえ、赤の使い方に工夫ノアトがゼンゼンみられない。安野モヨ子の硬質なタッチで描き出されたコミック版“さくらん”には、スミ一色で刷り上げられてはいるものの(ある意味コレは日本の出版システムの中で生まれる大半のコミックの宿命ともいえるが)読むものに色彩を感じさせずにおかない。エイガのほうはといえば、その輪郭線をなぞって絵の具をぬたくったダケのシロモノだ。 もはやこれは映画などでは御座らん!塗り絵じゃぬりえじゃ、塗り絵で御座る~ッ!
by oka-cpc
| 2007-03-10 14:55
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