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6月13日午前10時40分よりMOVIX倉敷2番シアターにて「300<スリーハンドレッド>」。 紀元前480年ごろ、1000もの国を征服し、まさに世界を呑みこまんとしていたペルシャ王クセルクス、その100万の軍勢に挑むレオニダス王率いるスパルタン、その数300! 「リーグ・オブ・レジェンド」の失敗やまずまずのデキに仕上がった「シン・シティ」等を経て、フランク・ミラーのグラフィック・ノベル映像化プロジェクトもヨウヤク軌道に乗った感がある。アメリカンコミックのビギナーにはいささかキツイふきだし一杯につめこまれたダイアローグやクドクドしいまでの情景説明をそっくり移植したかのようなナレーションが、“1字一句もらさず意地でも映画にモりこんだる!”といった雰囲気が独特のアジワイをかもす。 冒頭にエンエンと語られる“スパルタの掟”にはじまる“史実”にも多大なデフォルメが加えられているのが素人目にもワカる。ココらへんの“民明書房”のオカブをうばったかのような描写もタノシイ。 こんなことをツラツラと書き連ねていると、なんて莫迦なエイガ?と思われてしまうかもしれない。アえてそれを否定はすまい。戦争を歴史の中の愚行とする考え方の下ではコレは究極の“バカ映画”といえるだろう。しかしそのバカさ加減の突き詰めグアイがハンパでないがゆえに尊くすらある。 レオニダス役のジェラルド・バトラーをはじめとする演技陣の熱演・力演に喝采をおくりつつ・・・・やっぱり主役は“画”だね~との思いにかられる。実際には1/24秒で流れる映像の中 、激しく凄惨なアクションのなかに“止め絵”を感じさせるショットがある。 集団抗争時代劇の傑作「十三人の刺客」。御大片岡知恵蔵以下、そろいも揃った個性派キャストをおしげもなくクライマックスの一大暗殺劇のコマとして使い切った集団抗争時代劇の金字塔に相通ずるカンカクをこの「300」に感じずにいられない。
by oka-cpc
| 2007-06-14 00:38
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