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6月21日ひる12時20分よりTOHOシネマズ岡南8番スクリーンにて「ゾディアック」。 1969年7月4日から70年代前半にかけて、暗号の犯行声明文を新聞社に送りつけるなど劇場型の犯行を重ね全米を戦慄させた殺人鬼自称“ゾディアック”の謎に迫る。一定の法則にしたがって凄惨な犯行を重ねる連続殺人犯といえば、「セブン」‘95のジョン・ドゥ(ケヴィン・スペイシー)がアタマにウかぶ。自ら指の皮膚をハギとって指紋を消し、身元不明者につけられる仮の名=ジョン・ドゥ=誰でもないものになるという図式は、犯行から40年近くを経た今も逮捕されていない“ゾディアック”を意識したもの考えてもあながちハズれではあるまい。事件を追う裡に自己崩壊のウキ目に遭う新聞記者(ロバート・ダウニーJr・・・・ハマり役!)。同じく2度目のワイフにアイソをつかされ家庭崩壊に陥る漫画家(ジェイク・ギレンホール)。この2人のキャラクターは明らかに、無残に切り取られた新妻の首に逆上しジョン・ドゥを射殺することで、“7つの大罪”を模した連続殺人を完成させてしまう刑事(ブラピ)の分身といえなくもない。と、いうか「セブン」を習作にキャリアにみがきをかけ、満を辞してのライフワークが本作「ゾディアック」といったトコロか? そんなデヴィッド・フィンチャー監督、7歳の頃にスクールバスが犯行声明を警戒したパトカーに追尾された体験があるという。 件の体験談にはそんなタイヘンな時にのうのうと我が子の登下校に付き添わない両親のあまりの危機管理の甘さに子供心にアキれてしまうというオチがつく。 それをウアラづけするかのように手を変え品を変えてまわりを翻弄しながらもさまざまな証拠物件を残していくゾディアックをど~しても捕まえられない警察組織。そこに描かれるアマリの杜撰さが昨今のサスペンスものにナラされた目にはかえって、ヒゲンジツなまでのご都合主義に思えてくるのは演出の思うツボだろう。
by oka-cpc
| 2007-06-25 02:04
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