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10月1日ひる12時10分よりシネマクレール石関にて「陸に上がった軍艦 (オカニアガッタグンカン)」。1945年8月15日、兵庫県宝塚市で敗戦を迎えたひとりの兵隊だった新藤兼人が齢九十五の証言者として語る、それに至るおよそ1年あまりの歳月。 昨年の「紙屋悦子の青春」が遺作となった黒木和男監督といい、老練の技ではかたずけられない表現者としての執念を感じさせられる。昨年暮に話題をまいたイーストウッドの「硫黄島からの手紙」など、それなりの力のこもった演出でナカナカだったが、ヤハリ重さがちがう・・・。 極端なタテ社会の下、非人道的なまでの精神論がまかりとおる日本軍の行状は過去にもモノの本で読んで知っていたツモリだったが、劇中描き出されるエピソードの数々は腹立たしさを通り越して滑稽ですらある。そして、さらにはそれも突き抜けて悲しさがこみあげてくる。数ヶ月前から劇場ロビーに置かれていたチラシに大書された“オカニアガッタグンカン”なる文字を見てまず思い浮かべたのが 「唐沢先生の雑学授業」(唐沢俊一・おぐりゆか/二見文庫)の初っ端で紹介された “ボリビアの軍隊は演習で「ばばばばば」と口で言いながら小銃を撃つふりをしている。”という雑学。 また、ボリビアという国は“海がないのに海軍がある国”でもあるという。こうしたハナシや先日来のミャンマーの情勢をみるにつけ、時代や国は違えどもヒトの頭のどこかを麻痺させる“戦争”の魔力は変ることがなさそうである。
by oka-cpc
| 2007-10-01 23:52
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